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ドラマ「絶叫」感想!誰にでも起こりえる恐怖感!

連続ドラマで観たいものがない時に頼りになるのはVOD。

hulu

今回はHuluで「絶叫」と言うドラマを観ました。

WOWOWで2019年に放送されたドラマです。

尾野真千子主演の女性の転落劇。

1話目から話にどんどん話に引き込まれていきました。

女性の転落劇と言えば、過去に

「嫌われ松子の一生」や「紙の月」などがありますが、

「絶叫」は現代の社会問題と絡んで、

誰にでも起こりえる感じが、

とても現実的でした。

目次

ドラマ「絶叫」とは

 2019年3月24日 WOWOWの連続ドラマで放送された。

葉真中顕さんの著書「絶叫」のドラマ化。

書籍のあらすじや感想を知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください↓

東京・国分寺のアパートで女性の遺体が発見される。

“よくある孤独死”と処理されそうになるが、刑事・奥貫(小西真奈美)は、事件現場に違和感を覚える。

一方、国分寺署の捜査班は、NPO法人カインドヘルプ代表・神代(安田顕)惨殺事件の捜査に奔走していた。

ドラマ「絶叫」のあらすじと感想

母親は弟を溺愛、父親の失踪

端から見ると、幸せそうな4人家族。

でも内側は、母親(麻生祐未)の愛情は全て弟に注がれ、

無関心な父親。

陽子(尾野真千子)いつも孤独であった。

しかし、

弟は母親から理想を押しつけられ、

その重圧に耐えきれず、中学生の時に自殺。

父親は多額の借抱え抱え失踪。

家は抵当に取られ、家族はバラバラに。

母親は兄の家へ。

東京での現実

憧れの東京に出て働き出す陽子(尾野真千子)であったが、

現実は厳しい。

手取りから、家賃やら雑費を引くとどうしても赤字に。

家族と同居している職場の同僚らに4000円のランチを誘われるが、

断らざるを得ない。

そんな陽子に、

「保険の外交員にならない?」と誘う栗原(奥貫薫)。

アメとムチを使い分け、女の敵のような支部長芳賀(要潤)に勧められ、

枕営業に手を染めていく。

母は生活保護が受けられず、その生活費10万円も負担することが、

陽子を追い詰めていく。

そして、娘が東京で働いているというだけで、

母の市の職員に「なんとかなる。僕らの若い頃はもっと貧乏だったよ。」

と軽く言われてしまう。

その言葉がなんとも、あるあるだ。

そして、保険会社では、

後任の女性支部長が来ることで、職場のそれまで良しとしていたことが、

ガラッと悪に変わり、陽子は責められる様にクビになる。

陽子は借金を重ね、風俗に身を落とす。

その真面目で苦労人の陽子が神代(安田顕)と出会ったことで少しづつ変化していく。

悪女になっていくのだ。

死に神のような男、神代との出会い

(ここからはネタバレありなので、注意して下さい。)

神代と組んで、保険金殺人に手を染めていく陽子。

そして、

自分が生き延びるため、神代、風俗時代の友人樹里(酒井若菜)、母親

と殺人に手を染めていく。

生き抜くための殺人

 前半の陽子はただただ、身に迫る困難に耐えていく生き方であったが、

神代と出会ってからの後半は、どうしたら生き延びることができるか、

このつらい状況から抜け出すことができるか。

とひたすら考えて、行動に移していっている。

だからといって、殺人は決して、してはいけない行為だが、

死に神のような神代を殺し、

風俗嬢を転々として、死んだ母親に会いたいという友人を殺し、

弟ばかりを溺愛する母親を殺し、

不思議とその行為自体が罪になるのか、

という錯覚に陥ってしまう。

神代が死ぬ前のわずかな微笑みをたたえた表情も、

認知症の母親が最後に放った言葉「陽子」の母親の表情も

安心さえ思わせてしまう。

そうして、手に入れた3億円。

不思議なことに幸せ?だった時の家族の住んでいた跡地にカフェを構える。

生き延びるための殺人と3億円は空しいだけだったんだろう。

刑事奥貫(小西真奈美)に見つけられ、ほっとする陽子であった。

最後に、、、

ドラマ「絶叫」は4話まであるのですが、

のめり込み過ぎて、一気に観てしまいました。

陽子役の尾野真千子さんの演技がリアルで、感情移入しすぎてしまいます。

また、神代役の安田顕さん。なんとも考えが狂ってる感があり、恐怖でした。

母親役の麻生祐未さん、お若いながらも認知症の老婆役がすごい!

亡くなった主人の母親ソックリで、別の意味で臨場感満載になってしまいました。

ドラマ「絶叫」は

誰もが陥る時代だからこそ、何かを考えるヒントになるかも知れません。

hulu

ドラマ「絶叫」お勧めです。

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