「わたし、定時で帰ります」という小説を知っていますか?
2019年にTBSでドラマ化されたので、それで知っているという方もいるでしょう。
「わたし、定時で帰ります」は、
『あなたは何のために働いてますか?』
というキャッチコピーがつけられており、働き方について問う場面が多くあります。
そこで今回は、「わたし、定時で帰ります」という小説のストーリーや名言についてご紹介していきます。
「わたし、定時で帰ります」のストーリー
「わたし、定時で帰ります」
という小説のストーリーは、ソフトウェア会社でバリバリ働く東山結衣という女性が主人公となっています。
その職場はかなり忙しい場所なのですが、主人公の東山は毎日定時で帰ってハッピーアワーでビールを飲むのを楽しみにしています。
起業当時は労働基準法を無視した勤務体制で業績を上げてきた上司もいて、必ず定時で帰る東山に嫌味をいう人も多くいます。
しかし、徐々に周りも理解していくというストーリーになっています。
自分の働き方を見直す名言
仕事をする上で、休むことが怖いと思っている人は多いのではないでしょうか?
会社でミスをしたり、自分が上司を怒らせてしまったら、会社に自分の居場所がなくなってしまい、働きづらい環境になってしまうという不安を抱えている方はたくさんいるでしょう。
そんな不安を抱えている人に多くのメッセージを伝えているのがこの小説です。
主人公である東山結衣は、誰かが残って残業をしていたとしても、それを気にすることなく定時で帰宅をします。
それができない人から見れば、そんな主人公の姿はやる気がないように映るでしょう。
しかし、小説の中で東山はしっかりと仕事をこなしており、仕事が終わった後も充分に楽しんでいる姿が描かれています。
そんな東山が残業を厭わず体を壊すまで頑張り続ける同期に言い放った言葉があります。
「休んでも居場所はなくなりません」
これを堂々と言えるということは、とても大切なことです。
実際に休んだだけで居場所がなくなることはないので、自分の体や心を大切にしながら、仕事だけではない時間を楽しむこともとても大切です。
ワーキングママに伝えた言葉が印象的
「わたし、定時で帰ります」の中で、ワーキングママである賤ヶ岳八重さんに伝えた言葉が印象的だと話題となっていました。
賤ヶ岳八重さんは、双子を生んでから産後6週間でフルタイムの職場に復帰して、バリバリ働こうとしていました。
そんな賤ヶ岳八重さんの働きぶりを示した言葉が以下の通りです。
「出産なんかで休んじゃってもうほんとご迷惑おかけしました!」
「復帰したばっかだからこそバリバリやらなきゃ。子どもは旦那に任せときゃいいの。残業だってガンガンやるよ」
このような言葉から分かるように、自分の体も家庭も心配することなく、仕事に打ち込んでいきます。
そんな賤ヶ岳八重に対して、東山結衣は以下のように発しています。
「小さい子がいる。だから残業はできませんって、どうして堂々と言えないんですか?
後でいくらでも巻き返してやりますって豪快に笑ってる。
私が知ってる先輩はそういう、強くて、胆力があって、かっこいい人でした。」
この言葉が小説でもドラマでも大きな反響を呼んでおり、妊娠中の方やワーキングママの共感を得ました。
まとめ
いかがでしたか?
小説の「わたし、定時で帰ります」を読むと、妊娠・出産を経験した後に自分がどのように働くかを考えるきっかけを作ることができます。
自分の働き方がこれでいいのか不安に思っている人は、ぜひ一度読んでみてくださいね。
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